クリコンの局部発振に使う41Mhz帯の水晶が
入手できなくて特注しなければなりません。
これでは「手作り無線局」としては面白くないので
安価に入手可能な水晶を使って出来ないか
考えてみます。
回路はこちらの記事にあります。↓
使っている水晶は41.15Mhzです。ヤフオクで
手に入れましたが現在は入手できません。
使えそうな41Mhz台の水晶は秋月にもサトー電気にも
ないので特注しなくてはなりません。
やってみたいが水晶がない!では1200Mhz作戦も
ミッション遂行できません。なんとかうまい手は
ないだろうか?
41.15Mhzの水晶を基本波の9次オーバートーン
発振させた123Mhzが欲しいのです。
さて、どうすれば?
123Mhz帯の発振なら別に9次オーバートーンで
なくともいいわけです。
3次、5次、7次オーバートーンで
うまいこと123Mhz帯で発振させれば
OKです。
そこでちょっと電卓をはじいてみました。
123÷3・・・・41M
123÷5・・・・24.6M
123÷7・・・17.57M
3次は今の水晶ですから、5次か7次の
24.6Mか17.57Mにちかい水晶を
サトー電気でさがしました。
そしたら、24.576Mhzというのが
あるではありませんか!
158円のものと66円これも安い。
秋月電子にもありますね。
こちらは10ヶ 400円 安い!
24.576×5=122.88Mhz
7逓倍すると860.16Mhzです。
これがクリコンの局発になるわけですから
1295Mhz-860.16Mhz=434.84Mhz
これは行けそうだ!
1295Mhz]のメインチャンネルが434.84Mhzで
受信できそうです。430Mバンドにクリコンの
出力が収まります。
手持ちにあるか探しましたが
残念ながらありませんでした。
近い水晶で24.00Mhzがあったので
これの5次オーバートーン発振を
試してみましょう。
回路でエミッタにぶら下がる
コイルと20pFのトリマーで
9次オーバートーンを取り出しましたが
これで5次を取り出せばいいわけです。
コイルをAL-50 アルテックの50M用に
変えて調整しましたら見事に119.906Mhz
で発振ができました。
9次よりも5次ですから、出力も大きく
意外と簡単に発振しそうです。
残念ながら、しばらく秋葉原の予定が
ないのとサトー電気の通販もとくにないので
24.576Mの水晶がないため
しばらくは試せないですね。
続きは手に入れて試した時に
記事にしたいと思います。
この調整はRFプローブと周波数カウンターでも
何とかできますが、「ラジオと電子回路」でつくった
同調型RFプローブが大活躍しました。
これ便利ですよ。