謎の中国製HFトランシーバX1Mが
やってきました。
JM1LJS WEB SHOP こちら↓
これ以上の情報はなく不安でもありましたが、
とにかく小さい軽いHFのオールバンドトランシーバに
興味がわいてきました。
ただ、受信の消費電流が0.5Aという
ところに引っかかってしばらく悩みましたが
まあいいかっ!と予約したものが
1週間前に届いたところです。
簡単な取り扱いの説明書と
TSS保証認定用の系統図が
一緒に届きました。
系統図はきっちり丁寧にできているので
このままコピーしてもOKそうです。
これなら保証認定は安心です。
系統図から受信電流が多いことに
納得です。
2つのDDS AD9850とAD9851です。
これじゃ電流食うわけです。
ファイナルはRD06HVF1です。
もしファイナルを飛ばしても入手は問題なく
値段も安いので何とかなるでしょう!
移動運用を想定して、エネループ10本を
電源にしてワッチ開始しました。
実は電源にエネループ10本を使ったことで
思わぬトラブルを引き起こしました。このことは
このあとに書きます。
メーカー機はFT817しかもっていなくてそれも
ほとんど測定器代わりに使っているので
インプレッションということにはなりませんので
あしからず。
7M CWからワッチしましたが、
おーっ!
と驚きです。何かというと
とにかく静かな受信音です。それでいて
しっかり聞こえてきます。これは素晴らしい!
S/N比が抜群にいいのです。信号がない時は
壊れたのかと思うくらいです。
アンテナを外してVRを最大にしてもそんなにノイズは
ありません。FT817ではうるさいくらいです。
はは~。これはIF増幅のゲインがすくないんだな?
高周波増幅1段 これはOFFできます。IFが9M ラダーフィルター
IFはMC1350 1段?
受信の系統図はありませんですが
多分そうだと思います。
あれっ!
これはK2の系統図に似ているかも?
受信音もK1やK2の音色にそっくりな感じです。
フィルターは2Khz程度固定だと思いますが
CW時はAFのフィルターが入っている感じで
普通の交信には問題ないです。
ところが大問題!!
サイドトーンの音量が大きすぎる!!
とても交信し使えません。
音量調節など全くできません。
これを何とかしないと使えない!
外付けでいい方法はないか
1週間いろいろ試しました。
結論です。
外部スピーカーにする。これはいろいろと
試してみて サイドトーンの音量が
下がって聞きやすいものにする。
たまたま、手持ちのスピーカーが
ちょうどよいのがありました。
ヘッドホンですが、これは「手作りトランシーバ入門」の
89ページにありますAF用LPFを使うです。
RFCに56mHを使うとまあ何とか耐えられる音量に
出来ました。コンデンサーは本では1μF 2μF 1μF
になっていますが 1.5μF 3μF 1.5μFが良かったです。
それから100円ショップのステレオヘッドホンをいくつか買ってきて
ためすとサイドトーンが抑えられるのがありました。
LPF+ダイソーステレオヘッドホンに落ち着きました。
さて、エネループ10本ですが、
無負荷で13Vですが、受信時11V 送信時10Vです。
これで2W出ます。
それは、1時間ほどたつと周波数を変えようとすると
周波数がとんでもないところに飛んでしまうのです。
これを3日繰り返しました。これじゃ使えないじゃん!!!
JM1LJSさんにメールを入れたら、
「電源電圧は12V~13.8Vでお使いください!
電圧が低いと不具合が起こることがあります」
ということでした。
メールして1時間もたたないうちに返事がきました。
対応が早いです。LJSさんに感謝です。
これを見たときはっ!しました。
エネループ10本では電圧が低いです。リレーで送信と
受信の切り替えしていますので送信時に電圧が下がったとき
リレーが動かずに不具合を生ずるだと思います。
とりあえず FT817に使っている秋月の12V 3.8Aの
ACアダプターに変えたら使っている間は
不具合は起こっていません。
こう考えるとエネループは12本なら大丈夫そうで
後でやってみます。また、シール鉛バッテリーの5A以上なら
問題ないでしょう。ほかにリチウムイオンなど12V以上のもの
もありますから受信の大飯食らいも何とかなるでしょう!
SSBは全く試していませんがCWはうまく使えそうです。