50M AMトランシーバを作ろうとした
きっかけはLA1600の自励発振(VFO)で
50M の受信機ができそうだということです。
送信回路をどうしようかと考えていたときに
送信機が2ステージ+LM386変調器
で200mWくらい出せたらいいなという
ことでファイナルを2SC2053に決めました。
実はAMの経験はほとんどなくて
ミズホ通信のピコAMの送信回路を
参考にしました。
受信部はうまくいったのですが
送信部は異常発振がどうにも収まらずに
かなり苦労しました。
トラブルの時、みなさんはどうしますか?
「もう一度回路を組みなおす。
それでだめならあきらめて放り投げる。」
自作を始めたころはそうしてました。
おかげでジャンクの山です。hi
自作を始めてしばらくたってからは
CQ誌などの自作記事の切り抜きの
中から同じような回路を片っ端から
読み直して、作っている回路と
照らし合わせをするようになりました。
こうして回路をよく考えるのです。
場合によっては回路図自体の間違いに
気がつくときもあります。
今回の送信機も50M AM送信機の
手持ちの回路をいくつか眺めてみて
回路を参考にしてカットアンドトライして
前回の完成回路とたどり着きました。
これでいいだろうという
ところまできました。
もう一度、
いろいろな回路を眺めていると
50M AMのフィルターはLPFは
ほとんどなくて
T型フィルターが多いのです。
これもしかして理由があるかも?
ということでLPF→Tフィルターに
回路変更しました。
これで最大パワーを見ると100mW→150mW(10V)に
アップするではないですか。
変調もLPFの時よりもきれいです。
とても安定しています。
大成功です。
今度こそ完成です。
50MのAM送信機で気づいたことは
1、コンデンサマイクの電源はデカップリング
をしっかりさせる
2、ファイナルのベースに抵抗を入れると安定する
3、LM386の変調が発振気味でうまくいかないとき
出力の8Ωに10Ω程度の抵抗をいれる
4.フィルターはT型フィルターがよい。
さあ、これ持って山行くぞー。