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Channel: RNRの手作り無線局
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3石トランシーバの受信部回路

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2石トランシーバの受信部だけ別に
1石で組もうとするときの回路です。

高周波増幅と低周波増幅を1石の
トランジスタで行なうレフレックス回路です。

ここにFETを使えばさらに回路がシンプルに
なると思いFCZ誌の3石トランシーバコンペ
に参加した1990年の時に試しましたが
低周波のゲインが取れなくてあきらめたと
記憶があります。

2SC1815のレフレックス回路で
2石トランシーバと異なるところは
コイルのタップからトランジスタの
ベース入力しているところです。

トランジスタはローインピーダンスなので
FETみたいに共振回路の片方から
取れないのでタップで取り出します。
2石トランシーバではここを
コンデンサタップにしました。

実はコイルが手巻きでタップを取るのが
面倒だったという理由からです。hi

コイルのアース側は0.01μFで高周波的に
アースを取り直流的には浮かせて、
ここからバイアス電流を流します。

高周波増幅の後はSBMで検波。
そのAF信号をもう一度0.1μFを介して
コイルのコールド側から入力して
今度は低周波増幅します。

低周波信号ではFCZコイルは単なる
リード線としかなりませんのでAF信号は
通過して2SC1815で今度は低周波増幅します。

AFの信号はST-11(1k:20k)の低周波トランスで
取り出します。セラミックイヤホンは20~30kの
インピーダンスでこのトランスが一番音量が
取れました。

SBMにVXOからの発振出力を注入すれば
これでレフレックスのダイレクトコンバージョン
になります。2石でDC-RXができるのです。

レフレックス回路で感じたことは
S/N比が抜群に良いということです。
1石DCでは信号がない時は壊れたかと思うほど
静かです。

・・・とまあ、こんな回路ですが
シンプルで回路が美しい!
と思いませんか?

あとは実際に組んでカットアンドトライです。



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