(追加するHPFの回路とその下に27mHと2μFで仮組した回路 右はAFフィルター)
以前にこちら↓
の記事で紹介したオーディオフィルターですが
ちょっとしたアイディアが浮かんできたので
テストしてみました。
このオーディオフィルターは単なる
2段の低周波のLPFです。
600Hzで組んであります。
シンプルですが高域がカットされて
非常に聞きやすくなります。
ただし、スピーカーは鳴らせなくて
ヘッドホン専用です。
「ラジオと電子回路」ではフェライトコア
FT50#77に巻いたコイルと積層セラミックコンデンサ
で構成しています。
もしこの前段にHPFを取り付けたら
どうなるか?
やってみました。
ちょうど手元にFCZのパッシブフィルターと
同じ27mHのコアが2ヶありました。
これに1μFの積層セラミックコンデンサを
並列に3ヶ入れて3μFとして
HPFを組んでみました。
カットオフは27mHと2μFで
800Hz程度だと思います。
ミノムシクリップのリード線で
とりあえずLPFの前段に取り付けて
オートダインで聞いてみました。
CWを聞いてみると
LPFだけでは低域ノイズがザワザワ
感じられますがHPFを入れると
そのザワザワ感が取れてさらに
静かになります。
3μFではザワザワ感が取り切れずに
2μFでかなり静かになります。
700Hz程度のピークが出る感じです。
HPF1段(800Hz)+2段LPF(600Hz)
これ発見でした。
あとでこのフィルターに組み込もうと
思います。
注)HPFのカットオフ周波数の計算は
LPFの計算から求められるらしいので
LPFの計算値を使いました。
LPFでカットオフに2割ほど低くすると良いらしいので
HPFでは2割ほど高めにしました。