ここの所フィルターの記事ばかりに
なっていますがこれもフィルターの記事です。hi
こちらの記事↓
の中華トランシーバのつづきになります。
HFオールバンドCW/SSBのQRPトランシーバ
ということでしたがワークバンドを除く
3.5~28Mの5バンドトランシーバということが
判明しました。
それが面白いことに5バンドについては
BPFが入っているのですがBPFのほかに
30MのLPFでオールバンドに電波が
出るという不思議な回路になっていることも
わかりました。
1.9Mもワークバンドも電波は出るのですが
これじゃスプリアスだらけでダメです。
試しにチューナーで10Mでマッチングを取ってみると
SWR2以下にはなりません!
スプリアスでマッチングが取れないのでしょう。
フィルターは9M水晶のラダーです。
もろに9Mの電波が一緒に出ています。
これじゃ怖くてワークバンドは電波出せません!
そこで考えたのがワークバンドのBPFを外付けで
入れるということです。
こんなこと初めてです。
どうなるか楽しみです。
そんなわけで作ったのがこの基板です。
これをX1Mと同じサイズのケースを作って
BPFをロータリーSWで切り替えることに
しようと思っています。
ついでに1.9MのLPFも組んでみました。
IFが9Mですから9M以上の電波とVFOとミクサーされた
±の電波だけなので1.9MはLPFで大丈夫のはず。
10M 18M 24M は複同調のリンク方式です。
トロイダルコアにコイルを巻いてフィリップストリマーで
同調を取るようにしました。
耐圧が心配でしたが何とか大丈夫のようです。
BPFの後にパワー計を入れて調整しました。
1.9M 3W以上・・これはLPFですからこんなもんでしょう。
10M BPFなしで4WがBPF入りで1Wに
18M BPFなしで3WがBPF入りで1W
24M BPFなしで2WがBPF入りで0.7W
ざっとこんな具合です。
ロスは大きいですがしょうがないです。hi
後でスプリアスを見たいと思いますが
スペアナなんて持っていません。hi
さてどうするか?
パワーが1W以下の時は
スプリアス1mW以下(30Mhz以下の時)ですから
1Wに対して1mWは-30dB以下ならいいわけです。
愛用のFRG7700のSメーターを使えば何とか
確かめることはなるんじゃないかな?
つづく。