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Channel: RNRの手作り無線局
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036 再生受信機 0-V-1( 6SN7) 

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イメージ 1

昭和32年のラジオ本に載っていた
6SN7の再生受信機です。

高校生の時にこれが作りたくて
本を買いましたが40年以上たって
からやっと実現しました。

コイルはUSソケット・プラグを
利用したプラグイン方式ですが
現代風?にトロイダルコアに
巻いてみました。

手持ちのUSプラグの中に
T-50のトロイダルコアを使うと
コイルがすっぽりおさまります。

メインバリコンはラジオ用のエアバリコンの
羽を抜いて容量100pFにしてあります。

スプレッドバリコンはタイト製の5pFです。

短波の再生式は5極管を使用して
スクリーングリッドの電圧で
コントロールするのが一般的ですが

3極管のプレート側に再生コイルを入れて
プレート電圧のコントロールで再生を
かけています。

当時はこの方法が一般的だったんでしょうね。

200Hのチョークコイルを負荷として
低周波信号を取り出しています。

原典では1:3の低周波トランスでしたが
手持ちの200Hチョークで代用しました。

双3極管6SN7の半分で再生検波
残りの半分で低周波増幅して
クリスタルイヤホンを鳴らしています。

イヤホンの負荷にはトランジスタ用の
トランスST-30を使いました。

電源は別に組んだ70V と12V電源を
使用しましたが、再生受信機にチョークトランスが
ある場合は電源を組み込むと誘導ハム
が出てきます。

電源回路は別に組んだ方がピュアーな
音質になります。

さらには電池駆動にするとより
AC電源のノイズも出なく快適です。

006Pの8ヶ直列で72Vが使えます。
ヒーター電圧は12Vにバッテリーを使って
7806のレギュレーターで6Vにしました。

60年ほど前の回路の再生受信機が今でも
十分な感度で7Mのハムバンドが聞こえ
おります。

こんな受信機でSWLも楽しいです。

今でも部品は入手可能ですから
作ってみてはいかがでしょうか?

「ラジオ少年」でトランス・2.5mHRFCなど
は入手可能です。

またUS 8ピンのソケット・プラグは
ネットで調べると扱っているお店も
あるようです。

なおB電圧は70Vでクリスタルイヤホン
のカップリングコンデンサは500Vですが
ほかは耐圧50Vの半導体用が使えます。



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