(中央にあるのが作戦2の簡単てい倍器)
1200Mhzの自作なんて無理!無理!と思って
いませんか?
普通はそう思いますよね。
第一、測定器がない。SHFの周波数カウンター、パワー計だって
1200M用が必要だろうし、たぶんスペアナがないと調整もできないだろうなぁ?
そんな難しいことは「手作り無線局」ではやりません!
誰でも出来る方法でやるんです。
20年前にJA7RKB 十文字OMを中心として八戸市で
はじまった八戸方式という1200Mhzの自作が盛んな時期
がありました。
1200Mhzハンドブック、1200Mhzマニュアルがそれで
maiも夢中でやった時期がありました。
この八戸方式はお金もかからず本当に
アマチュアらしい自作です。最近はご存じない方も
多いと思うのでここらでやってみようと思います。
作戦で取り上げるのはその中でもシンプルで
再現性の高いてい倍方式です。
測定器は必要ありません。430Mhz FMのハンディ機が
1台あればOKです。(300mW~1W)
430Mの300mW~1Wの信号を3てい倍して1200Mの
信号を取り出すというとてもわかりやすく簡単な方法です。
10mW~100mW取り出せます。うまくすれば300mWも
取り出せます。
以下、作戦内容です。ランド法で作ります。
作戦1.ミニパワー計を作る。
そうは言っても何らかの測定器がいります。430Mの2てい倍は860M
4てい倍は1720Mとかなり離れているので1200Mを取り出すのは
VXOして3てい倍で50Mの調整にRFプローブを使ったように
簡単にできます。0.3W~のパワーですから1200Mも10mW程度出てきますから
パワー計で取り出せます。
(パーツは51Ω1/4W、1SS97、0.001μF、250KΩボリューム、ラジケーター)
作戦2. 10mWのてい倍器・・・練習用
とってもシンプルなてい倍器です。300mW→10mWが出てきました。
(パーツ 50pFTC(トリマー) 6pFTC 3ヶ 2pF2ヶ 0.5pF 2.2kΩ 1S 2076A)
作戦3.実用的な300mWてい倍器
驚くほどシンプルで実用的なてい倍器です。一度作るともう一台作りたくなる。
(パーツ 20pFTC2ヶ 6pFTC 3pFTC(6pFTC+6pFでも可) 2.2kΩ 1S 2076 A)
作戦4.超簡単アップバーター(送受信)
作戦3.で作ったてい倍器を改造して送信受信の切り替えなしの
アップバーターにする・・・・これが作りたかったのだ!!
(パーツは作戦3に加えて 50pFTC 1SS97 1SS85 47K 10k 0.01μFと局発これは後で)
こんな具合です。
使用パーツを見てもらえばわかるように500円以下で出来ちゃいます。
作戦3、まで進んでおりますが、とにかく面白いです。
面白いから皆さんに知らせたい気持ちでいっぱいです。
一緒に楽しみませんか?