BCLラジオを受信機として使う時の
スタンバイアダプターを考えてみました。
BCLラジオにはミュート回路がないので
電源はONのままです。
CWではサイドトーンとして
活用できますがAMではそんなわけには
いきません。
そこで考えたのがこんな回路です。
送信機の送信に合わせて
受信側のコネクタにも+12Vがかかるように
して、これはオートダインの時も同じです。
このコントロール信号を使って
リレーを駆動させて、送信時に
受信機のアンテナをアースする回路です。
BCLラジオは感度がいいので
感度調節のアッテネーターも組み込みました。
なお、ダイオードのクリッパーで
受信機保護回路も入れました。
またBCLラジオのアンテナ側には
0.01μFを入れてあります。
これはソニーのICF7600GRなどでは
外部アンテナジャックに+電源がかかっているので
その直流カットするためです。
AYU40-AMとこのアダプターを接続してみましたが
送信時にBCLラジオはシールドがよくないので
スピーカーに耳を近づけると送信機の音声が
聞こえてきます。
150mW程度ではスピーカーでも
ハウリングは起こりません。
イヤホンなら全く問題ありません。
5W程度までは使えると思いますが
追試されるときはBCLラジオが壊れないという
保証はありませんので
自己責任でお願いします。
なお、このアダプターは
12V電源を使わないときは
BCLラジオの外部アンテナの飽和したときの
アッテネーターとして使えます。