AYU40-AMとオートダイン1-V-1の
システムです。
オートダインを実用にするときは
高周波増幅は必須と考えています。
今回は12BA 6 をケース内に横に入れたので
高周波増幅のスペースがなくて
無理やりに真空管の下に入れました。
熱が心配ですがまあ大丈夫でしょう!
RF段を入れるとかなり安定してきて
再生ボリュームもそれほどまめに動かさないで
OKです。
さて、次に考えなくてはならないのが
スタンバイです。
オートダインは検波部の電源を切ると
ONしたときにQRHで信号を見失うことに
なるほどです。
RF段の電源を切っただけでも
QRHは起こります。
RF段 再生検波段の電源は
切らないほうが安定します。
これがオートダインをRXとして使う時の
難しさだと思います。
送信機は807を使うとしても5W程度なので
オートダインの電源は切らなくとも受信機を
壊す心配はないでしょう!
RF段に2SC125のGGアンプは壊れにくいので
まず大丈夫。もちろん真空管も。
(RF段は2SK241では壊れることがあるかもしれませんが・・・)
それじゃどうする?
AF段のLM386の入力2ピンに電圧をかけて
ミュートすることにします。
この方法はオートダインではRNR流の
スタンバイの定番です。HI
そのためには送信機も送信時に
RX側のコネクタにも12Vがかかるように
改造します。
この改造で同軸でTXとオートダインを
接続するだけでほかに配線はいりません!
オートダイン側はその12Vかかったとき
すなわち送信時には2SC1815のトランジスタSWを
ONして10kΩを介して LM386の2ピンを
ミュートします。
回路は画像のとうりです。
さあ、これで改造はできました。
TX-ONにするとオートダインはミュートが
かかって何も聞こえなくなります。
(動作はしていますが・・・)
オートダインの動作を止めていないので
スタンバイしてもQRHはなく快適に
受信できます。