局発の決定版が見えてきました。
サトー電気の24.576Mhzの背の低い水晶HC49US
を使った局発です。これを5倍オーバートーンで
発振させて122.88Mhzを得ようというものです。
今までは1石局発として作りましたが
出力が局発として使えるパワーを出すのが
結構微妙でした。
そこで発振の後に1段増幅して
再現性を上げようとやってみました。
増幅には2SC1906を使っていますが
実は144MのCWトランシーバのファイナルに
使おうと思って実験していましたが
これは1200Mhzの局発に使えば
安定するのではないかというのが
きっかけです。
アイテックのAL50をエミッタコイルと
して、出力コイルは手巻きの144M用と
アイテックのAL144を使ったものと
2つ作りました。
水晶は3ヶ試しましたがこの回路では
1ヶは3倍オーバートーンになってどうしても
5倍ができません。後の2つはエミッタのトリマーと
出力コイルの調整で5倍オーバートーン発振が
簡単にできました。
水晶によってうまくいかないのも
ありそうです。サトー電気で48円+taxで
買えますから余計に買っていくつか取り替えれば
何とかなるでしょう。
結果は
アイテックが122.802M 10mW
手巻き 122.854Mhz 30mW
とうまいことできました。
安定度はアイテックが300Hz
自作コイルが 1khz以下
という結果になりました。
アイテックコイルが非常に安定しています。
この局発のあと122M帯を7倍して854M帯
にしますがアイテックが2khz程度 自作コイルが
7khz程度ですのでFMでは十分安定して使えそうです。
アイテックコイルを使うとQRHの少ない
局発ができることがわかりました。
こうなるとこれを使って
トランスバーターを作ってみたくなりました。