(*発振段のコレクタのコンデンサーは7pFです。5~8pF程度の調整が必要の時もあります)
1200M→430Mのクリコンの局発の
決定版ができました。
水晶は入手可能な24.576Mhz(HC49US)を
使います。これはサトー電気で入手可能です。
サトー電気には背の高いHC49Uというのも
ありますがこれは使えませんでした。
USは背の低いタイプです。
コイルはアイテックの50M(AL50)
と144M(AL144)を2ヶです。
安定度がかなり良いです。
トランジスタは2SC1906。
入手可能な汎用パーツでできます。
発振段で5倍オーバートーンさせて
122.88Mhzをえます。
電源は5V安定化させています。
エミッタにぶら下がっている20pFのトリマーで
5倍オーバートーンになるように調整します。
出力は2mW程度。これを増幅して10~30mWの
出力になります。10mW程度あれば使えます。
実際には122.853Mhz付近で発振しました。
これを7逓倍して859.971Mhz。
1295-859.971=435.029Mhz。
435.03Mでは中途半端なので
トリマーを微調整して122.854M付近に
出来ました。これで1295→435.02Mで
受信できるはずです。
トリマーで1.5Khzほど動かせますので
1200Mの20Khzセパレーションに何とか
周波数を合わせることができます。
オーバートーン発振は3倍は楽に発振できますが
5倍となると難しくなります。
3ヶの水晶を試したら2ヶは5倍OKで、
1ヶは3倍オーバートーンになってしまって
5倍にできませんでした。
水晶によっては難しいこともあるかもしれませんが
サトー電気で安価な水晶なので何個か試すと
うまくいくと思います。