Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 666

DSBをAM変調にする方法

Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 1
(.SBMの時 )

Image may be NSFW.
Clik here to view.
イメージ 2
(TA7358Pの場合)

ダイレクトコンバージョンRXでAMの復調が
うまくできることがわかりました。

それならばDC受信部のDSBトランシーバが
AM変調にできればいいと思いませんか?



やってみました。

平衡変調のキャリアバランスを崩すと
キャリアが出てきてCWになります。
SSB/CWトランシーバの場合は
この方法ですね。

また、変調かけながらキャリアバランスを
崩すとDSBがAMになることは知っていましたが
試すのは初めてです。

「手作りトランシーバ入門」の50M DSBトランシーバで
試すのが手っ取り早いのですが分解してしまって
手元にありません!

ジャンク箱を探したら、3石DSB送信機が
出てきたのでこれで試しました。

変調はSBMで50M DSBと同じ構成です。
最初の画像のようにSBMのバイファイラ巻の
トランス(FCZ28)の片方の1N60に100kの抵抗で
12Vの電圧をかけてバランスを崩しました。

この抵抗の値を選ぶとうまくAMが出てきます。
100kでは少し大きかったのかパワーが5mW程度
ですがFT817で聞くときれいな
AM変調がかかりました。

この抵抗の値をもう少し小さい値にすると
パワーは増えそうですがとりあえずAM変調が
かかったのでやめました。

さて、次はTA7358Pの平衡変調で試します。
「手作りトランシーバ入門」ではTA7358Pに
変調をかけているのは50M SSB/CWトランシーバです。

ここの所を見てみると
CWは4ピンに10kを介してバランスを崩しています。
AMにするにはDSBとCWのSWのところをショートすれば
いいわけです。

SWのところのDSBとCWをショートつまり
10kを介して4ピンに電圧をかけましたが
変調がかかりませんでした。

そこで
回路図のようにDSB側から470kを10kに直列に
追加してバランスを崩しました。
(ダイオードはCW時にDSBの逆流防止です。)

これで
うまいこときれいな変調がかかりました。
パワーもCW時と変わりません。
470kがちょうどよかったみたいです。

この回路はポケロクにも応用できます。
ポケロクでCWを出すときはこの回路です。
AMだけなら4ピンにも470kを介して
電圧かけるだけでAMにできます。

ダイレクトコンバージョンのAMトランシーバが
見えてきました。






Viewing all articles
Browse latest Browse all 666

Trending Articles