VXO-SBMの後に
送信・受信のポストアンプと
BPFと続きます。
ここはこのトランシーバの
目玉で1つのBPFと
双方向性アンプの組み合わせで
シンプルに構成できます。
その双方向性アンプは↓
の回路です。
まずは送信のアンプだけを組んで
キャリア出力がBPFの後で
どのくらいなのかテストしてみました。
回路はご覧のとおりです。
SBMはキャリア抑圧しますので
このままではキャリアが出てきません。
そので回路図のDiの上側のところのように
10kを介して12Vを加えます。
こうするとキャリアバランスが崩れて
VXOの出力がSBMを通過して送信アンプで
増幅されます。
結果はBPFのあと1mW程度の
パワーが出てきました。
SBM BPF出の減衰があるので
こんなものでしょう。
これが確認できればあとはパワーアップ
すれば送信はOKということです。
さて、この後に画像にはないですが
AFの入出力部(FCZ28の中点)
にマイクアンプを入れて変調を
かけてみました。
DSBの変調ピークは
0.5mWほど出てきました。
この時、前回の記事のキャリアバランスの回路
を試しましたが、減衰が激しくてパワーが出てきませんでした。
それと思うようにキャリアサプレッションが
取れませんでした。
いっそうのことキャリアバランス回路は
つけないことにしました。
1N60ではキャリア抑圧はー18dBです。
1Wのパワーではキャリアが10mW程度
出てきます。
これじゃ交信しているときに
キャリアが漏れているよ!
なんていわれてしまいます。
ちょっとキャリアサプレッションが悪すぎ。
QRPで行くか?100mW程度のパワーなら
1mWの漏れだからわからないだろう。
とか考えましたが・・・
そうだ!
50M DSBトランシーバの時
SBMのダイオードを1N60から
1S2076Aに交換したら
パワーしたことを思い出しました。
とりあえず
1S2076Aに交換してみました。
するとどうでしょう!
なんとキャリアサプレッションが
-55dB取れるではありませんか!
これはすごい!
過去の雑誌などでも検波は
1N60など使うのが当たり前でしたが
それに習って「手作りトランシーバ入門」
でも使ってきました。
ところがです。
SBMに関しては1S2076Aのほうが
断然いいのです。
これには参りました。
「トロ活」ではSBMのキャリアサプレッションは
-60dB取れるとありましたが
1N60を使うとー20dBがいいところでした。
1S2076Aにかえたらー55dBです。
なにこれっ?
そんな発見をしました。
自作は面白いです。hi
PS.記事がまとまりなくてわかりにくいところが
あると思いますが書庫「BITX SSB TRX」の
ところを読んでもらえばわかりやすいと思います。