やってみました。
7.195M AMのダイレクトコンバージョンの
改造に取り掛かります。
構成は
2SK241(RF)-2SK241(検波)-2SC1815(AF)-LM386
です。
まずは検波の2SK241の回路を分解します。
RFとAFはそのまま利用です。
VXOを再生検波にするだけで
改造できるはずです。
最初にVXOの発振の確認です。
7.165~7.204Mまで発振しました。
もう少し下まで発振させたいので
ポリバリコンをパラにしてVXOコイルの
調整で7.150~7.199Mhz程度に
落ち着きました。
前回の記事のように改造するわけですが
まずはエミッタ抵抗300Ωを10KΩに
交換してみました。
10kにするとコレクタ電流がかなり減るので
もしかした発振しないのでは?と思いましたが
うまいこと発振が確認できました。
さて次はバイアスのコントロールをしてみます。
ベースの10kΩの手前に10Kのボリュームを
入れて発振を確認したら
7.150付近ではうまいことコントロールできましたが
7.190MあたりではVR最大でも発振したままです。
もう少し抵抗の大きなボリューム。
50KΩに交換してみました。
これでVXOの周波数でまんべんなく
発振手前から発振できます。
最後にVXOのエミッタから0.1μFで
2SC1815のAFにカップリングします。
それからVXOのコレクタの共振コイルの
リンク側に2SK241のRF増幅の信号入力の
接続しました。
これで回路はできたはずです。
LWをANT端子につないで
受信です。
その結果ですが
VXOの発振しないときは7.2M以上の
BC帯のAMがガンガン聞こえてきます。
これで発振させていくとシッーと
SSBノイズに代わります。
発振を強めるとAMの混入は
消えます。
発振させない状態で
バリコンを回すとモガモガが聞こえてきます。
再生ボリュームを調整して発振させると
うまいこと復調できました。
おー。
これはすごい!
VXOと同時に検波もできる!
たった1石でVXO発振と検波が
ちゃんと出来てます。
これは再生検波に違いありません。
ちょっと待てよ。
でも何だか再生検波とちがうんだよなぁ。
再生をかけたときのイメージが違う。
感覚的にはダイレクトコンバージョンです。
安定度が良すぎる!
再生検波では再生の調整で周波数が
動くのでここでSSBの復調の微調整が
出来るのですがVXOでは全く動きません。
復調のチューニングはVXOダイヤルだけです。
この感覚がダイレクトコンバージョンなのです。
でも発振ぎりぎりのところでちょっとだけ
感度が上がります。
これはまさしく再生検波です。
まだAMの信号を聞いてないので
何とも言えませんが
なんかうまいこといく予感です。
できたばかりなので
もう少し様子見てみます。