(左下 430Mhz 1W 入力 左上 局発入力 右下 1200Mhz 出力 100mW程度 )
オークションで41.150Mhzの水晶発振子 を検索したら
出ていませんでした。
お正月になるので出品をしていないのかあるいは即決なので
落札されたのか?
来年になってから時々のぞいてみれば出品されると
思います。
もし、入手できない時は41.00~41.150Mhz付近の
水晶を探すか特注です。41.00Mhzというクリスタルなら
ありそうな気もしますが・・・
サトー電気で40.685Mhzという水晶があります。
これを使うと局発は122.085Mhzになります。
7てい倍すると854.385Mhzになりますので
1294.98-854.385=440.600Mhz
430M帯外になりますが、バンド外の受信できる
ハンディは多いと思うのでこれをつかってもいいですね。
1294.98Mのとき送信431.66Mで受信は440.600Mです。
さて、やっとてい倍&ミクサー方式アップバーターの回路です。
てい倍器2号機と比較してみてください。
違いはわかりますか?
てい倍のダイオードがパラになっていますね。
1S2076Aはてい倍用で1SS97のショットキーDiは
検波用のダイオードです。
この2つのダイオードがパラで送信と受信が
できてしまうという JA7RKB OMのマジックです。
すごいと思いませんか?
それから、
864Mhzのアイドラのトリマーとコイルの取り付けが
反対になっていますね。そこに1SS85というスイッチング
ダイオードで123M→864Mのてい倍回路が追加されています。
ここのダイオードは1SS85がポイントです。
サトー電気の通販で入手できますが、これは高周波スイッチング
ダイオードです。これのおかげで123Mの10mWで
局発のドライブが出来るのです。
このダイオードはJA7RKB OMが探したDiだそうです。
実はていばい器に1S2076Aを使いましたが
この1SS85に替えるとちょっとだけパワーアップが
期待できます。
あとはバイアス抵抗が47KΩで電圧がかけてあります。
これで受信感度がよくなるそうです。
失敗しないためには、てい倍器2号機で製作と調整のコツを
覚えてから、こちらを作ることをおすすめします。
きばんが完成したら、まず、てい倍器として2号機と同じ
トリマー調整で出力最大とします。
次は局発を同軸で結線します。
47Kのバイアスはオープンにしておきます。
430Mhzの入力部に5mA程度の電流計を
入れます。局発に9~12Vの電圧を加えると
電流が流れます。(ミクサー電流と言います)
逆振れの時は+、-を入れ替えて
測定します。局発のところのトリマー(20~50pF程度のもの)を
調整すると電流が流れます。0.7mA程度流れましたが
0.4mA以上あればOKです。
ここまで出来たらもうすぐ完成です。
ケースに入れてきちっと固定・配線してから
再調整です。
送信の最大感度で受信もOKですから
とても簡単です。
完成は来年の予定でしたが
なんとか年内に完成しました。
やれやれです。